三田第2センター(SH2)
優れた立地に最先端のファシリティを兼ね備えた
関西圏の郊外型大規模データセンター
高度な仮想化技術の活用により、データセンターを基盤としたハイブリッド環境をスピーディかつ柔軟に構築。お客様のIT環境を包括的にカバーするフルアウトソーシングにより、持続的な事業価値向上に貢献します。
■PICK UP■
「netXDC三田第2センター(SH2)」竣工式を執り行いました(2018年12月3日)
LOCATION
大阪から最短52分
公共交通機関の利用により大阪から最寄駅まで最短42分という良好なアクセス性を有しており、最寄駅からはSCSK専用シャトルバス(10分)の利用が可能です。また、上記以外に神戸を経由するルートがあり、公共交通機関の利用により三宮からは最短65分で当センターへのアクセスが可能です。
自然災害に強い地域
当センターは、神戸層群を支持層とした丘陵地に位置しています。活断層や水系からも十分な距離があり、地震や津波といった被災リスクが極めて低い、自然災害に強い地域です。
BUILDING
FACILITY
受電設備
地中に埋設された電源ケーブルは2系統の完全二重化、無停電で設備保守や更新が可能です。受電は保守時も停電が発生しない本線・予備線方式を採用しています。万一、電力供給が停止した場合はUPSが約10分間電力を供給し、その間に自家発電機が起動します。また、空調機も2系統の電源入力になっており、点検時も系統切替により継続運転が可能です。
空調
外気冷房システムの導入により空調設備の消費電力を抑制。外気の取り入れと排熱を明確に分離し、冬期・中間期の外気を直接利用することで、空調熱源の負荷を大幅に削減。PUE※は国内最高レベルの1.3の実現を目指し、グリーンITに貢献します。
※PUE(Power Usage Effectiveness):データセンターの電力使用効率を表す指標
無停電電源(UPS)
UPSはN+1の各UPSセットに対し、共通予備として、さらにN+1を有するブロックリダンダント方式を採用しています。万一、常用系UPSに障害が発生した場合は、無瞬断で予備系UPSへの自動切り替えが可能です。
自家発電機
建屋内に設置された自家発電機は、4,500KVAのガスタービン発電機をN+1構成で設置。無給油72時間の連続稼働が可能です。また、月1回の試験稼働と、6ヶ月に1回のダミー負荷稼働を実施しており、緊急時にもスムーズに稼働することができます。
※燃料優先供給契約を複数の事業者と締結済み
サーバルーム
サーバー室の天井高は3,800mm、フリーアクセスは1,000mm。フリーアクセス内には、低圧バスダクトが設置され、大容量の電力を使う場合にも電源ケーブルが大量に絡み合うことはありません。また、ネットワークケーブルはラック上部のトレイに設置するため、フリーアクセス内に冷気の流れを邪魔するものがありません。
※空調は水冷式で、冷気が床下から吹き上げ、アイルキャッピングされたホットアイル側の天井から暖気が上へ抜ける仕組み。
フリースペース
郊外型データセンターのスケールメリットを生かし、サーバールームに隣接したエリアには合計100㎡を超えるフリースペースを用意しています。フリースペースは各フロアに3ルーム、広さの異なる2タイプ(79.5㎡/39.2㎡)があり、キッティングスペースや執務エリアなど、幅広い用途にご利用頂くことができます。
地震対策
基礎免振を組み合わせた横揺れ対策と、縦揺れ対策として、各フロアを支える垂直制振ダンパー(VEMダンパー)を取り入れることで、地震の揺れを最大80%減衰させます。
セキュリティ
カメラや各種センサーを使った24時間有人監視、X線検査機や金属探知機を使った持ち物検査、ICカードや生体認証を組み合わせた本人確認、サーバルームへの共連れ防止、セキュリティー錠によるラック開閉など、館内は8段階以上のセキュリティチェックを実施しています。また、お客様専用の対策をオプションとして追加することで、9段階以上のセキュリティチェックを実現可能です。
施設概要
竣工 | 2018年12月 | |
---|---|---|
建物 | 延床面積 | 約13,600㎡ |
規模 | 地上5階、地下1階(内、サーバルームは3フロア) | |
構造 | 鉄骨造(基礎免震) | |
耐震性能 | 各種免震装置、VEMダンパーにて最大80%まで減衰 | |
床荷重 | 2,000kgf/㎡ | |
天井高 | 3,800mm | |
床下高 | 1,000mm | |
電源設備 | 受電設備 | 特別高圧77kV 本線・予備線受電 |
自家用発電機 | ガスタービン発電機(無給油連続72時間稼働) | |
無停電電源(UPS) | ブロックリダンダント方式(10分補償) | |
設備容量 | 12,000kVA(1,500ラック相当) | |
空調 | 空調方式 | 水冷式セントラル空調 |
構成 | N+2冗長化構成 | |
気流方式 | 床下吹上+天井リターンチャンバー方式 | |
漏水対策 | サーバ室と二次空調機械室を明確に区分、二次空調機械室には漏水センサー設置 | |
環境管理 | 温度/湿度 | 26℃以下/20%RH70%RH |
環境配慮 | LED照明、井水利用などの省エネ施策を最大活用 | |
防火 | 火災検知 | 超高感度煙検知システム+自動火災報知システム |
消火設備 | 窒素ガス消火設備 | |
セキュリティ | 9段階のセキュリティチェック(金属探知機、X線検査機 含む) | |
認証 | ● JDCCファシリティスタンダード ● JISQ15001(プライバシーマーク) ● ISO/IEC20000(ITSMS) ● ISO/IEC22301(BCMS) ● ISO9001(品質) ● ISO/IEC27001(情報セキュリティ) ● PCI DSS Ver.3.2.1 |